高収入の職種に就きたいと思っている人も多いかもしれませんが、高収入の基準を年収800万円とした場合に、どのような職業があるのかを把握しておくことは大切です。
中には未経験、資格がなくても就ける仕事もあるため、このようなものを狙うのも一つの手段と言えるでしょう。
その一つに挙げられるものとしては、MRが挙げられます。
医療情報担当者のことを指していますが、医師や薬剤師などに対し、自分の企業の医薬品の営業や販売を行うことが仕事内容にあたります。
MR未経験者の場合には、その平均年収は中堅企業の場合には400から500万円程度が相場となっていますが、それまでの実績が反映されやすくなっているため、数年後には50万円以上も年収が上がる可能性も考えられます。
一方大手となると20代後半では年収700円から1000万円のケースが多く、外資系企業となると実力次第では何と1000万円以上を目指せる可能性も考えられます。
しかし国内企業よりも外資系企業のMRの方が給与水準は高いものの、ノルマが厳しい傾向にあります。
そして二つ目の高収入の職種としては、フルコミッションの保険営業が挙げられます。
未経験からも目指しやすいものと言えるでしょう。
個人営業と法人営業の二つに分かれますが、どちらをとっても自社が取り扱う保険商品を提案し契約手続きを行います。
大きな特徴としては、商品と代金をその場で交換するのとは異なり、万が一に備えて保険の商品を顧客に提案することです。
保険営業の全体的な平均年収は約440万円こととなっています。
20代では370万円、30代であれば517万円とも言われています。
しかし保険営業は企業によっても異なるものの、高い成果をあげることができれば高いインセンティブが支払われるケースが多いです。
努力次第では100万円を超えることも十分に考えられるのです。
とはいえインセンティブの割合が比較的大きいことから、しっかりと成果を出せなければ基本給も下がるため十分な注意が必要です。
そして三つ目には不動産専門職が挙げられます。
不動産所有者の代わりに不動産の資産価値を維持する、向上させることが主な仕事内容です。
不動産運用に対する知識と高度なスキルや経験などが必要になってくることでしょう。
不動産専門職といってもいくつかの種類があり取引業や賃貸業、管理業などと三つに分かれます。
どれか一つを専門にしているところもあれば、全てを取り扱っているところがあります。
そのため宅地建物取引士、不動産鑑定士などの資格を取得することにより、専門職だけではなく、さらなる幅を広げて活躍することも期待できます。
そして同じ不動産でも営業も比較的高収入な職種にあたります。
賃貸仲介や販売、販売仲介の三つの種類に分かれていますが、中には転売用の不動産を仕入れたり、開発用の土地の購入を行うケースもあります。
不動産業界においてはインセンティブ制度が導入されているところが多いため、成果を出すことができればそれだけ給与に反映されることになるでしょう。
その他にも年収800万円を超える高収入な職業は数多くありますが、近年では企業が抱える業務課題などの問題を解決するための経営戦略の提案をする、コンサルタント、アナリストなどの平均年収も上がっています。
平均年収が高い職種は、どちらかと言うと高い専門性が求められる仕事と言えるでしょう。
経営面などに対し深い知識やスキルが必要にもなります。
このような高収入な職種の求人は全体的に少なくなっていることから、転職を考えている場合にはプロにサポートしてもらうことが求められます。
スムーズに選考を進めることができ、豊富な求人の中から自分の希望に合う条件の職場を探すことができるでしょう。